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嫁VS小姑バトル 葬儀屋は見た!

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いやいや、いろんな事があるんですよね。

「葬儀屋千世ちゃんは見た!」家政婦さんも見てると思いますが、私もいろんな場面に出くわすのです。

男性の係員だと気づかないのかもしれませんが、とかく女性の世界はね~~。

言うに言えない世界があるんですよ。小さな「大奥」ですかね?

 

何事もなく、「じいちゃん。ありがとうね。お疲れ様でした。」と、大往生を遂げた途端に、そのご遺族は「葬儀」という嵐のような2~3日に巻き込まれるわけです。笑いあり涙ありなんですが、本当にそこに、その人の人生が集約されるな~。と思って拝見しております。

 

いえいえ別に悪いことばかりではないですよ。

こんな時にしか、顔を合わせない親戚が集まり、「〇〇ちゃん、大きくなったね~。わからんかったよ。見違えるね~。お母さんによう似とるね~。」などという、微笑ましい場面や、小さい時一緒に遊んでいた、いとこが集まって、孫からの手紙を書いたりなどなど。さらにその孫が赤ちゃんを抱いていたりして、命のバトンが渡されているのが、はっきりわかります。そして「血は争えない」んです。DNAが受け継がれ、やけに「耳の形」が似ていたり、声が似ていたり・・・・。私の声と母の声はそっくりだと言われます。顔は父似なんですが、声は母。笑

 

きょうは、何度か経験した「嫁姑 問題」にスポットを当ててみようかと思います。

私が見ている限りでは、「嫁姑」よりも「嫁VS小姑」の方が強烈な気がします。という私自身が小姑の立場ですので、我が身を振り返りつつ、進めていきます。

 

ある家族の場合

おじいちゃんが亡くなりました。おじいちゃんは、おばあちゃんと2人暮らし。

おばあちゃんは痴呆が少し進んでいて、ご家族はおばあちゃんのことを心配していました。

ある日、なかなかお風呂からあがってこないおじいちゃんのことを、おばあちゃんは「ゆっくりお風呂にはいって、じいちゃん気持ちよさそうね~。」と思っていたそうです。次の日の朝になり、まだお風呂から上がってこないおじいちゃんを、おばあちゃんがお風呂に見に行くと、おじいちゃんは、顔半分まで湯につかり動かなくなっていました。おばあちゃんは「じいちゃん、どうしたんね?」と声を掛けますが返事もなく、動きません。車で20分くらいのところに住んでいる長男さんに電話をしました。おじいちゃんは溺死していました。介護の方々や家族でさえもおばあちゃんのことは心配していましたが、おじいちゃんのことはノーマークでした。

東京から慌てて帰ってきた、長女さん(小姑)が何も言わずに長男夫婦に感謝の言葉を伝えていらっしゃいました。長女さん(小姑)は、「なぜ、おじいちゃんのことをもっと気にしてあげなかったのか?」「近くに住んでいながら、老夫婦の生活に気を配らなかったのか?」等などの、恨み言は一言も言わず、長男夫婦へ「ありがとう。」と感謝の言葉を!更に私に対し長男の嫁をベタ褒めするのです。これがなければ、長男夫婦、特に嫁はいたたまれなかったのではないでしょうか?

 

「嫁を立てよ」

うまくいくコツかなあ~って思います。

 

ある家族の場合

おじいちゃんが病院で亡くなりました。2月初旬でインフルエンザが猛威を振るっていました。長男は難聴がひどいため、喪主は次男さんとなりましたが、その次男さんは、脳梗塞でうまく話ができませんでした。もう一人いるきょうだい、長女がずっとおじいちゃんの面倒を見てきました。

ですが・・・・・・・・・・長女さんは、たまたまインフルエンザに罹患してしまい、高熱で動きがとれませんでした。その状況で全権を託されたのは喪主の嫁でした。

喪主なんてなかなか慣れるものではないし、初めての経験だとどうしていいのかわかりません。しかもお金を動かす大きな役割です。

慣れないながら嫁はできるだけのことをしようと考えました。相談できるのは次男、喪主である夫と私だけ。夫は全てに対しどうでもよい全くこだわりのない方。お金はインフルエンザの長女が握っているのですが、全貌が見えないので、どのくらいのお金を使っていいものかよくわからない状態。私もどのくらいの金額でお考えなのかわからないので、あまり無理なことはさせられないし、おすすめできない。そんな中葬儀の準備は進み、通夜が無事に終わり、葬儀の日当日、インフルエンザのはずの長女さんつまり小姑が現れました。インフルエンザの長女(小姑)は、高熱が下がったとはいえ葬儀会場へお越しいただくのはご遠慮くださいとお伝えしておりましたが、昨夜まで高熱があったとは思えない勢いで怒り出しました。「なんで通夜ふるまいをせんとね!!!!!。ちゃんと皆さんにお返しものをせんばよ!はがいかね!!!!怒」(なぜ通夜ふるまいをしないのか?お返しものをしなきゃいけないわよ。くやしいわ怒)と、怒りを嫁にぶつけます。私は通夜ふるまいも、お返しものも一般通りにお話ししておりましたが、「家族だけであること」と「なんでもよか~」と投げやりな次男さん喪主のことを無視するわけにもいかず、金銭的にもできるだけ質素にしておこうと考えた嫁が、全ての責任を押し付けられて、なんともやるせなく、おじいちゃんが亡くなったことではない涙を流しておられました。

私はこそり近づいて嫁に「いろいろなことを言う方はおられます。でもちゃんと考えてやっていることは私が一番わかっていますよ。大丈夫です。元気出してください。」と背中をよしよししました。嫁の肩がずっと震えていました。

どうしようもない理由で人に任せてしまった以上、

 

「金は出しても口出すな」

これは親戚の世話焼きおばちゃんにも言えることです。笑

 

ある家族

おばあちゃんが亡くなりました。二世帯住宅で長男夫婦。おばあちゃんと長女(小姑未婚)が暮らしており、長女がおばあちゃんの介護を全面的に引き受けていました。とても仲の良い、うまくいっている家族に見えました。

 

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例によって、霊柩車を運転する私の隣に喪主である長男さん、後ろの席に長男の嫁が座りました。

「どんなに一生懸命やっても、やっぱり血のつながりには勝てません。やっぱりばあちゃんは、私より長女(小姑)を頼りにしていました。悲しかった。」とおっしゃいました。

やはり、本心はそうなのでしょうね。おばあちゃんも嫁も・・・・・。

「でも私はだれからどう思われてもいいと思い、おばあちゃんにできることをやってきて、悔いはないです。」と嫁が・・・

えらいです。

 

あ~。嫁VS姑VS小姑は     深い

 

私も母の面倒をみています。

親の介護は、一般的に娘がする方が上手くいくケースが多いようですが、長男の嫁は嫁。立ててあげなきゃいけませんね。

 

このブログは私の主観で書いていますが、私も

「金は出しても口は出さない」小姑めざしましま~~~す。

 

 

合掌

 

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