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散骨について

散骨1

 

私は、自分のお骨は「海洋散骨」してほしいと考えています。

なぜかというと、子供は息子ひとりで、お墓を建てたり納骨堂を買うと、それを守る子孫に負担をかけるかなあと思うのと、離婚しているので、嫁先のお墓に入れないし、実家のお墓もなんとなく居心地悪いし・・・。できれば自然に還りたいからです。

先日「お彼岸によせて」で書いた60代男性の話ですが、その方は、火葬の翌日に即「海洋散骨」なさいました。

ご自分の住まいは東京で、亡くなったお母様は20年近く会っておらず、ひとりで長崎市内の介護施設におられました。

お母様は男性の実父と離婚し、新しい家族がおられたようですが、身内がすでに皆様亡くなりお一人でした。そんな母親が許せない男性は母親を無視し続けていたようでした。20年ぶりに亡骸に再会した男性は、遺骨をどうしようかと悩んでおられました。母親の実家と男性の家、新しい家族の宗教が全て違っているし、どのお墓にもなんとなく入れづらいのです。

 

東京で、お墓や納骨堂を用意するには費用も高額、飛行機に骨壷を持って搭乗するのも大変です。全く縁のない東京に連れて帰るのも気がひけるのです。

火葬場に行く霊柩車の中で悩んでいる男性に私がなんとなく「私なら縁のある長崎の海に散骨してもらいたいです。」と話すと。「え??そんなことができるのですか?」と。男性は未婚でお母様に縁のある家族は弟さんご夫婦だけです。

すぐに弟さんご夫婦と連絡をとり滞在予定の1週間のうちに長崎で散骨できないか?と相談されました。

私はすぐに散骨会社に電話をいれ手配しました。手続きは散骨のプロに任せれば特に複雑ではありません。

費用は、船を1台その方のためにチャーターして、いろいろな諸費用を含め20万円程度でした。

 

ご希望どおり長崎の海で翌日無事散骨され、「母は、長崎の海に還ることができて幸せだと思います。ありがとうございました。」

そうおっしゃって東京に帰っていかれました。

 

遺骨のお弔いも様々な形があります。ご自分の気持ちに沿った形で保管できたら素晴らしいですね。

 

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