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34回目の8月12日を迎えるにあたって

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また、今年もこの日を迎え、テレビ等報道で特集が組まれたりします。

そのたびにとても心が苦しくなります。

陰謀だったとか、世間に公表できない事情があるとか・・・・。

確かに、真相や原因を追究することは大事なことかもしれないけど

その時失われた520人の方々は、もう戻らないのです。

 

34年の月日が過ぎ、この話をしても「知らない。」方もいらっしゃいます。

当然のことだと思います。

 

仏教でも33回忌を一応の区切りとするように、人々は苦しみ悲しみを「忘れられる」能力があるから、未来に向かって生きていけるんだろうって思うのです。

 

34年前のあの日、福岡空港の貴賓室でご遺族になるかもしれないご家族と過ごしたほんの2、3時間。

その時間が私の人生をこんなに大きく変えることになるなんて、思ってもみませんでした。

 

あの時一緒に過ごしたご家族に謝罪をするでもなく、優しい言葉ひとつかけるでもなく

 

ただただ 横にいて 立っていただけの私。

 

その時の、自分の無力さ、不甲斐なさ それがどうしても頭から離れないのです。

 

私は今、長崎市に住んでいて8月9日の原爆投下の日には11時2分にサイレンがなり、黙とうをささげます。

 

世界中の人々が平和を願い黙とうをささげる日がいつであろうと、私にとって忘れられない日は8月12日。

 

あの時はできなかった。優しい言葉をかけることも、肩を抱いてあげることも。

 

今やっと家族の「死」に直面した人たちのそばにいて、

一緒に考えることができる。

一緒に泣くことができる。

 

あの時亡くなられた520人の魂。

そばにいてあげられなくてごめんなさい。

 

でも今、私のできることは、たいした大きなことじゃないかもしれないけど

それを黙々とやっていこう。

 

どんなに苦しい思いをされている方も、大変な方も

一緒に考えます。そばにいます。

 

だから、心配しないで。

そばにいます。

 

 

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