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代表ブログ

人生を見つめる瞬間

 

家族葬つばき会館長崎南斎場代表のブログをご覧いただきあるがとうございました。当社は「家族葬・密葬・直葬」を大切にお手伝いさせていただいております、小さな葬儀社です。

 

更新がなかなかできませんでした。というのも ご存じかと思いますが

令和4年8月上旬から、とんでもないスピードでお亡くなりの方が増えて対応に追われておりました。

 

都心よりも地方の死亡者が多いらしいので、規制のない夏休みが関連しているのではないかと思います。

 

弊社でも密葬からの骨葬の対応も増加し、なんだか気持ちの整理ができないままに時間が過ぎるご家族の傍らで、できることはないか?といろいろ画策いたしました。

できることは物理的なことばかりで、精神的なことをどうこうできるのはやはり宗教者だなあ。と思いました。

 

私の時間が取れなくてなかなかお話をお聞きすることができなかった方とやっと話をする機会が持てました。

弊社の斎場の棚に飾ってあるお骨壺を一通りご覧になり、小さい分骨壺を手にとって

「かみさんは、昨日話したことをもう今日には忘れてしまうようになってしまったばってんが、実家のお墓にはいりたかって言いよる。このちいさか骨壺を用意せんばいかんね。」

「おれと、かみさんの墓ば、参ってくれるとは、おいっこぐらいじゃろ。そのあとは誰も来ん・・・。」

と、さみしそうにうなだれた顔が私には苦しくて。もう80歳に手が届く初老の紳士?を抱きしめてあげたい気持ちになりました。

コロナ禍で、どなたも心の持ち方が変化したのではないかと想像します。

 

その日は夜遅くまで対応し、火葬場から帰る車の中で電話を受けました。

少し酔っているようなお声で「覚えていますか?御手洗さんが飛行機で遺体を運ぶのが、早いし安いと提案してくれたおかげで、地元で息子の葬式できました。もう七回忌終わりました。ありがとう」と

覚えていますよ。長野県まで陸送してくださいとお願いされ「どうしよう・・・。」ってなったこと。

もう七年も前のことなんですね。こちらこそよく覚えていてくださったと思います。

 

会いたくても会えない。

面会もできないままに、「お亡くなりになりました。」との連絡を受け

病院や施設に駆けつける・・・お顔をご覧いただけない場合もある。

なんともやるせない気持ち・・・もやもやする・・・

 

そんなときに宗教にすがるのは悪いことじゃない。

せめて、亡くなった者の魂が安住の場所に行き、この世よりも幸せになって欲しいと願うのは当然のことだと思う。

カルト宗教が世の中を騒がせているけれど、最初の入り口は「苦しい気持ちの持っていき場所」を探していたのではないだろうか?騙された人もいるのだろうけれど・・・。

出会う相手をよく見極めることができなかったのだろう。ただ、それを信じて救われているのであればそれも否定できないと思う。

 

弊社の葬儀で、宗教者とのご縁をつないでほしいとお願いされると、こちらの和尚様をご紹介しております。

今回特別に許可いただき、掲載させていただいております。

 

「密厳山地蔵寺」さまです。

https://shimamukwansei.hatenablog.com/entry/20150318/1426684756

 

 

 

ご自身の近親者葬儀の時に、金銭的理由から思うような葬式ができず困っている方がおられることに気づき、葬儀を中心に弔いを引き受けてくださいます。

とても勉強されており法話が素晴らしいです。傍らにいる私が法話で涙することよくあります。

 

どなたの魂も安らかならんことを願います。

 

合掌

 

 

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