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代表ブログ

最期はみんな白い骨になる

 

家族葬つばき会館長崎南斎場の代表ブログをご覧いただきありがとうございます。当社は「家族葬・直葬・密葬」を得意としている小さな葬儀社です。

 

報道でも言われておりますが、お亡くなりになる方が増加しているようで、忙しい日々を過ごしておりブログの更新ができずにおりました。その間さまざまなご家族のお手伝いさせていただきました。ブログに残したいと思ったことがあったので書き留めます。

 

長崎県五島市で発見されたご遺体の一部(ほぼ白骨化)が、検死の結果「台湾の方」だと判明し火葬して母国に連れ帰るために、ご家族が台湾から長崎市に来られました。台湾の領事館の方や東京におられる台湾の警察関係の方と協力して手続きをしました。

 

ご家族ならびに領事館の方の強いご希望でどうしても「火葬許可書」や「死亡届受理証明」に「中華人民共和国」と書いてほしくないと申し出があり、困惑したのです。

日本の立場としては、台湾は、中国の一部とみなされるのでそれは難しいです。説明しても納得いただけません。

途方にくれました。

ご遺体を大学病院の検死室にお迎えに行き、どうしたものか?と考えていると、他の方から一時的に遺骨を預かってもらえないかとの依頼が入りました。火葬場にいらっしゃり、すぐにとのご依頼だったので、ご遺体を乗せた搬送車のまま、火葬場にご遺骨をお迎えに行きました。

 

偶然か?ご遺骨は「中華人民共和国」大陸の中国の方のものでした。

 

世界各地で紛争が起こったり、同じ民族でありながらいがみ合ったりしていますが、ほんの数十分ですが同じ搬送車の中に同乗なさいました。日本に住んでいると民族間の争いなどピンとこないことが多いですが、同じ中国の方でした。

 

その車の中で私は考えました。

 

肌の色が違う。瞳の色が違う。使う言語が違う。

いろいろな違いはあるけれど、みんな最期は白い骨になるよ。

 

少しでも早く争いのない平和な世界になりますように。

そう思わずにはおれませんでした。

 

 

合掌

 

 

 

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