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代表ブログ

袖すり合うも他生の縁 

家族葬つばき会館長崎南斎場代表のブログをご覧いただきありがとうございます。

当社は「家族葬・直葬・密葬」を大切にしながら、お財布にも優しい小さな葬儀社です。

アメブロは、「スピ系葬儀社」で掲載することにしました。笑

 

当社をお選びいただくお客様は、いろいろなルートがありますが、その中でも最近は

インターネットの検索結果から

というお客様もたくさんおられます。

更に詳しく考えると、「ポータルサイトを通して」というお客様も多いのです。

明らかに時代の流れを感じます。

ポータルサイトというのはどういうことかというと、

美容でいう「ホ○○トペッパー」旅でいう「じゃ〇ん」など、

ネット上でユーザーと提供側をつなぐサイトを運営し、手数料でで成り立っている会社です。

(ちょっと簡単に解説しすぎかもしれませんが)

 

内情を暴露するようで申し訳ないのですが、この手数料というのがバカにならない金額で

経営側としては悩ましいですし、「ポータルサイトの世話にはならん!」という経営者も多いです。

 

私もそのひとりでした。

「こんな高い手数料を払っているのに、サイト側は現場を知らずお客様にだけいい顔をする。勝手に割り引いておいて割引を私たちに押し付ける!けしからんから辞めてやる!」と思い、同業の経営者の方にそれを言いました。みんな「そうだそうだ!」と思っていると信じていたからです。

すると その経営者は言いました。

「御手洗さん、お客様がそれを選んだんだから、まだポータルサイトを無視できるほどの実力がないんじゃないかな。見方を変えたらそのサイトのお蔭でつながったご縁だよ。それがなければ知らなかった人。SNSと同じじゃないの?大切にしたらどうかな?」

 

その通り・・・・・

自分の実力だけでやっていけるほどではないし、その方が検索しなければ繋がらなかった縁なのです。

それからは、やむにやまれぬ事情がない限りはお断りしないことにしました。

本音をいうとダイレクトに自社で受注したいです。

 

(このブログは多分お客様もご覧になりますが・・・)

 

「近隣の市O市でお亡くなりの方がいらっしゃいます。ご自宅安置ご希望ですがいかがですか?」

とポータルサイトから連絡が入りました。

近隣のO市は片道60キロ高速使って1時間。「高速代1000円が4~6回、バイトさんの人件費が○○円、時間が何時間」電卓状態。

ご自宅に安置するとなると、まず病院にお迎えに行きご自宅へ搬送します。その後棺を載せてまた訪問します。更に道具を運ばなけらばならない場合、もう一度往復・・・、O市の役所へ死亡届提出。そして出棺で往復。自宅の撤去でもう1往復・・・。計算ばかりする自分が悲しくなってきます。

近隣の同業者は鼻から利益が見込めないと(私の予想ですが多分間違ってない)断った案件です。

私はこういうのに非常に弱い。「私が断ったらこの家族どうなる?」と余計な心配をしてしまうのです。

「当社でお預かりすることを条件にできればやります。お客様がご安心なさるように説明してください。」とサイトの担当者へ伝え、心の中では「拒否されたときは私も拒否しよう。会社の利益も守らなければ!」と思ったのです。

 

「お願いします。」

「では、お迎えまでの時間にお別れの品物を準備してお待ちください。私どもが代わりにお棺に納めさせていただきます。」

 

綺麗なお着物と帯、帯締め。還暦のお祝いの品物でしょうか?赤い袱紗に「寿」の刺繍。私はスタッフと「赤だし寿だけど、お好きなものだからいいよね?」と確認しながら、丁寧にお納めしました。鶴の折り紙や、お好きだと聞いた「ガーナチョコレート」

暗くてみえにくいですが・・・「黒いガーナ」がお好きだったと聞いて増量。

 

おみ足が陶器のように真っ白で、しばらく使われていないことが考えられました。

「足りない、足りない。」何か足りないと訴えてくるように思います。

 

「おしゃべりが足りない。散歩が足りない。」

だったのね。お母さん。

 

初めて伺うO市の斎場での「しきたりに従ってない。なっとらん。」とお叱りを受けながら・・・笑。

私は長崎アウェイなのでよく指導に合います。笑

 

無事葬送の儀を執り行いました。

ポータルサイトが繋いだご縁。

ありがとう。

 

お母さん。ゆっくりお休みください。たくさんおしゃべりして、たくさん散歩してね。

合掌

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